ロックフィッシュはアブラコ、ソイなどの根魚をワームと呼ばれるソフトルアーで狙う人気のルアーフィッシングです。非常に引きが強くゲーム性が高い釣りと言われており、バスフィッシング同様ベイトタックルを使うアングラーも多いです。
しかしあくまで主流はスピニングタックルです。特にロッドは近年各メーカーから様々なモデルが発売されており、レングスやウエイト、アクションも多様化しています。
今回はそんなロックフィッシュにおすすめのスピニングロッドを見ていきます。
Contents
ロックフィッシュとスピニングロッド
スピニングロッドのメリット
ロックフィッシュは引きが強い魚が多く、基本的にはバットパワーの強いロッドが使われることが多いルアーフィッシングです。そのためMH以上のベイトタックルが使われることも多々あります。
しかし近年はロックフィッシュの人口増加によって魚に対してのプレッシャーが強くなり、太いラインを使った強い釣りでは魚が釣れないフィールドも増えてきています。そこで細いラインを快適に使えるスピニングタックルに再び注目が集まっているのです。
また近年は手付かずのポイントを探るために8fを超えるロングロッドも各メーカーから発売されてきています。PEラインを使ったロングキャストによってランカークラスの大物を引きずり出せる点もスピニングロッドの魅力の一つです。
ロックフィッシュ用スピニングロッドの特徴
ロックフィッシュのスタンダードモデル
ロックフィッシュロッドのスタンダードモデルの場合、ロッドの硬さはM前後、レングスは7から8fのモデルが定番とされています。使用できるルアーのウエイトは20g以下が一般的でジグヘッドでのスイミングから10g前後のテキサスリグなど漁港内での使用が中心となります。
ライトリグを使えるライトモデル
30センチ以下の魚種がメインとなるフィールドではM以下の硬さのライトロッドもおすすめです。魚の引きを存分に味わえるだけではなく3g以下のライトジグでの釣りができるためメバルや小型のソイを楽しむのに最適なロッドです。柔らかいロッドは根掛りを外しにくいためテキサスリグを使った底を探るには適さないので注意が必要です。
PE対応のロングスピンモデル
近年に各メーカーから発売されているのがロングキャストに対応したロングスピンモデルです。通常のロックフィッシュロッドに比べると9f以上と長いレングスのモデルが多くルアーウエイトもベイトタックルに引けを取らない重いシンカーに対応します。PEラインの使用を全体に作られており、手つかずのエリアへの遠投が可能です。
ロックフィッシュ用スピニングロッドの注意点
ファイト時のドラグ設定
ロックフィッシュは非常に引きが強い魚です。ルアーフィッシングではドラグを緩め魚とのファイトを楽しむのも醍醐味の一つですが、スピニングタックルの場合一瞬の引きで障害物などに潜られラインブレイクに繋がってしまうケースも多いです。そのためドラグ力の強いリールを使うことはもちろん、ゴリ巻きしてこられるようにドラグをきつめに締めることが大切です。
フィールドに合ったロッド選び
先述した通り、ロックフィッシュは専用ロッドとしてスピニングロッドだけでも様々なレングスや硬さのロッドが発売されています。漁港内、磯、ボートロック、それぞれのフィールドに合わせたロッド選びをすることが釣果アップはもちろん、タックルに負荷をかけず釣りができる近道になります。
ロックフィッシュにおすすめのスピニングロッド
シマノ ソルティーアドバンス ロックフィッシュ 606ML
シマノから発売されるロックフィッシュ専用ロッドです。6f台とやや短めですが、ライトリグから10g前後まで扱えるため初心者にはおすすめのロッドです。シマノの2500番台のスピニングリールと相性が良いです。
アブガルシア ソルティースタイル ロックフィッシュ 702M
2017年9月に発売になった1万円台で買えるロックフィッシュ専用ロッドです。7fでMアクションとライトリグを操作するのに最適なスペックです。漁港内でのロックフィッシュを始めて見たい方にはおすすめのエントリーモデルです。
アブガルシア ソルティーステージ ロックフィッシュ 692ML
アブガルシアから発売されるロックフィッシュのスタンダードモデル、ソルティーステージのライトリグモデルです。ライトリグを使った漁港内での釣りに最適の一本で、不意の大物にも対応するバットパワーを兼ね備えています。
バレーヒル サイファリスト ロックフィッシュ 78M
バレーヒルから発売されるロックフィッシュのスタンダードモデル、サイファリストシリーズのスピニングロッドです。バランスの良い7.8というレングスと21gまで対応するMのアクションは、オールラウンドモデルに恥じない絶妙なスペックです。本格的なロックフィッシュに挑戦したい方の最初の一本に最適です。
アブガルシア ソルティーステージ ロックフィッシュ 802M
アブガルシアから発売される人気シリーズソルティーステージのスピニングロッドです。サイファリスト同様オールラウンドで使える汎用性が高いロッドで漁港内の釣りであればほぼこれ一本で対応できる万能ロッドです。
ノリーズ ロックフィッシュボトム 710XH
ノリーズから発売されるロックフィッシュボトムです。トーナメンターにも人気のロックフィッシュロッドで価格は高いものの、唯一無二の存在感を持つ専用ロッドです。710XHはスピニングタックルでありながら30gまでのウエイトに対応しており、漁港内や沖堤などでベイトロッドと遜色ない釣りを楽しめる一本です。
アブガルシア ロックスイーパー 692M
アブガルシアから発売される人気シリーズロックスイーパーのスピニングロッドです。ロックフィッシュボトムと双璧をなす人気ロッドで北海道や東北地方ではフィールドを問わず使用するアングラーが多いです。やや短めのバーサタイルモデルになっており漁港内はもちろんボートロックにもおすすめです。
パームス ラークシューター 84M
パームスから発売されるロックフィッシュ専用ロッドラークシューターのロングモデルです。9f以上あるロングスピンモデルに比べるとやや短めですが、遠投性能に優れ足場の高い防波堤やテトラ帯でも快適に使用できるロッドです。
バレーヒル サイファリスト ロックフィッシュ 90H
バレーヒルから発売されるサイファリストシリーズのロングスピンモデルです。9fというレングスと最大40gまでキャストできる遠投性能を活かし手つかずのポイントを攻略するのに適したロッドです。24g前後のテキサスリグであっても問題なくキャストできるため、磯などでの釣りにも対応できます。
ノリーズ ロックフィッシュボトム 94XXH
2017年発売予定のロックフィッシュボトム最長のロングスピンモデルです。9.4というロックフィッシュロッドの中でも最長クラスのレングスと最大56gまでのルアーをキャストできる驚異の遠投性能がランカークラスのビッグを引きずりだします。現在予約受付中のモデルであるため、気になる方はチェックをおすすめします。
まとめ
今回はロックフィッシュ用スピニングロッドの特徴とおすすめロッドについて具体的な商品やスペックを交えながら見て行きました。
ライトモデルやロングスピンモデルが存在するものの、ベーシックなロッドを探す場合は7から8f台のMアクション、ルアーのウエイトの上限が20g前後のものであれば、安心して使えることは間違い無いです。
今回紹介したロッド以外でも様々なメーカーのロッドを手に取り自分だけに合ったスピニングロッドを見つけてくださいね！
まこと
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