強い引きが魅力のロックフィッシュゲームではベイトリールが多く使われます。
特に大型のロックフィッシュを狙うときにはベイトリールは必須です。
しかし、具体的になぜベイトリールが使われているのか理解している方は多くないと思います。
今回はそんなロックフィッシュでベイトリールを使う理由や特徴、選び方から注意点までをご紹介していきたいと思います!
Contents
ロックフィッシュにベイトリールを使う理由
ロックフィッシュにベイトリールを使う理由は、なんといっても巻き取りのパワーです。
ベイトリールは構造上、ラインを真っ直ぐに巻き取ることが出来ます。
真っ直ぐ巻き取ることによって抵抗が少ないためです。
スピニングリールではラインローラーで90度に角度をつけてラインを巻き取るのでそこが抵抗になり、巻き取りの力が落ちてしまいます。
さらにベイトリールと組み合わせて使うベイトロッドもロッドに力があるので、ロックフィッシュゲームにはとても向いています。
ロックフィッシュで使うベイトリールの特徴
強度が高い
ロックフィッシュで使うベイトリールは強度が高いのが特徴です!
ボディーにはアルミを始めとする金属素材が使われていることが多く、内部のギアも高強度のものが多いです。
ベイトリールで強度を確保するためには、外部内部ともに強い素材が使われているものを選びましょう。
例えば内部が強くても、外部ボディーが弱いと強い力が掛かった時に歪みが発生して、徐々にその影響が各部に出てきてしまうので気を付けてみてください。
ギア比が高い
ロックフィッシュはヒットしたらすぐに根に潜り込もうとしたり、ルアーを繰り返しキャストしては回収するといった釣りが必要となります。
そのためロックフィッシュで使うベイトリールはギア比が高いことが特徴です!
ギア比が高いとその分巻き取りに力が必要となりますが、その点はハンドルを長くしたりハンドルノブを大きくすることによって各メーカーが改善を図っています!
ラインがたくさん巻ける
ロックフィッシュの釣りでは太いフロロカーボンラインもしくはPEラインを使っていきます。
そのためラインがたくさん巻けるのもロックフィッシュで使うベイトリールの特徴です!
ラインがあまり巻けないリールではトラブルが起きたときに対処がしづらかったりといったデメリットがありますので、選ぶときには注意しておきましょう!
ロックフィッシュのベイトリールの選び方
大きさ
ロックフィッシュで使うベイトリールの大きさは中型のものとなります!
各メーカーによりますが、100~300番というクラスのベイトリールを選んでみましょう。
バスフィッシングで使うよりは大きく、ジギングで使うには小さいといった大きさがロックフィッシュではパワーやロッドとのバランスが取れて使いやすいです!
ラインキャパシティー
ロックフィッシュでは使うラインが太いので、ラインキャパシティーは多ければ多いほど使いやすくなります!
最低でも16ポンドラインが100メートル程度巻けるものを選んでおくとよいでしょう。
さらに多くのラインを巻けるものに関しては、下巻きでライン量の調整が可能となります。
下巻きにはナイロンラインを使って問題ないので覚えておきましょう!
ギア比
ロックフィッシュで使うベイトリールのギア比は7.0以上あることが望ましいです!
重めのリグをロングキャストして回収するときにギア比が低いとリズムが悪く、かなりストレスになります。
またせっかくロックフィッシュがヒットしても特に最初のほうで主導権を握られてしまうとキャッチできる確率が低くなってしまいます。
できるだけギア比の高いベイトリールを選んで使うようにしましょう!
ハンドル
ハンドルは長めで大きめのノブが付いたものがおすすめです!
目安としては長さが90ミリ以上、ハンドルノブはフラットノブかラウンドノブが付いたものがおすすめです!
また、ハンドルに厚みがあるものを選ぶと、さらに強度面で安心できます。
ハンドルの長さが短かったりハンドルノブが小さいものだと力が入れにくいので注意しましょう。
ドラグ
ロックフィッシュのベイトリールではドラグの効きが強いものを選びましょう!
使うラインについても強度のあるものですので、擦れやノット滑りがない限りは魚と引っ張り合いをしても問題ないです。
ロックフィッシュの釣りではほぼドラグを締め切ったままにしておいたほうがフッキングやファイト時に滑りにくいのでおすすめです!
ベイトリールを使うときの注意点
バックラッシュには要注意
ロックフィッシュ用のベイトリールではバックラッシュに注意するようにしましょう!
フロロカーボンラインは重さでスプール上で膨らみやすく、PEラインはバックラッシュしてしまうと元に戻ることが大変ですので、通常の他の釣りよりもベイトリールのブレーキは少し強めにしておくことをおすすめします。
また、魚が釣れた後や根掛かりを強めに外した後は一度軽くキャストしておくのも大きなバックラッシュを防ぐために必要です。
強い力が掛かったときにはラインがラインの間に挟まってしまっていることもあり、それを考えずにフルキャストするとバックラッシュやラインブレイクの原因となりますので、気を付けるようにしてください!
リールシートが緩んでいないかチェック
ベイトリールを使うときにはリールシートが緩んでいないか定期的にチェックするようにしましょう!
ロックフィッシュ用ベイトリールでは強度を確保するためにリールフットに厚みがあることや、強めの力が掛かりやすいことからリールシートが緩みがちなところがあります。
定期的にチェックするとともに、リールシートが緩みにくく工夫してあるベイトロッドを選ぶこともポイントになります!
メンテナンスは定期的に行う
ロックフィッシュのベイトリールではメンテナンスを定期的に行うようにしてみてください!
特にスプールやハンドルにあるベアリングは影響を受けやすいので、異音がしていないかやオイル切れを起こしていないかといったことを数回の釣行ごとに気にしてみてください。
不具合があるようであれば、洗浄したり注油したりしましょう。
1か所の不具合はだんだんと他の部分にも影響を出すことが多いので、速めに対処しておくことをおすすめします!
ロックフィッシュにおすすめのベイトリール
ダイワ
HRF® PEスペシャル
ロックフィッシュでPEラインを使うことに重点を置き設計されているベイトリールです!
PE専用のブレーキシステムのマグフォースZ PEチューン、ハンドル長100ミリのクランクハンドルとパワーライトMノブとロックフィッシュに欠かせない機能が満載となっています。
ロックフィッシュのベイトリールを選ぶときに第一候補としたいおすすめのモデルです!
Z BLACK LTD
ダイワのタフコンセプトフラッグシップモデルのベイトリールです!
リールの前に指を掛けるグリッピングもできるようにボディー形状が工夫してあります。
16ポンド以上のフロロカーボンライン、3号以上のPEラインを使うことを想定してあるスプールやハイスピードレベルワインド、またその間の距離を長く取ることによってキャスト時の抵抗を少なくしてあるモデルとなっています!
ジリオン SV TW 1016SV-XXH
販売されているベイトリールの中でも最速のギア比9.1を誇るベイトリールです!
回収の速さはキャストからリトリーブまでのテンポの良さを確保し、ロックフィッシュのヒット時には素早く主導権を握ることにつながります。
キャスト抵抗を少なくするTウイングシステムも魅力的です!
リョウガ
丸型が好きな方におすすめのベイトリールです!
少しギア比は低めですが、丸型ベイトリールの中ではパーミングがしやすく設計されており、強度面でも非常に安心できるベイトリールとなっています!
シマノ
クラド
世界基準で強度面の設計をしてあるベイトリールです!
20ポンドが100メートル入り、振動ノイズが少ないスプールが搭載されています。
ミドルクラスの価格帯も魅力的なモデルとなっています!
エクスセンスDC
キャスト時に大きなアドバンテージとなるデジタルコントロールブレーキを搭載したベイトリールです!
HAGANEボディやX-SHIPといった強度のある構造に、大型フラットノブを採用したハンドルで使いやすさも確保してあります。
ギア比7.8といった高速ギアもおすすめのポイントです!
ソルティーワン
エントリーモデルとしておすすめのベイトリールです!
丸型のEVAハンドルノブは指にフィットして力強い巻き取りをすることが出来ます。
まずはロックフィッシュゲームにチャレンジしたいという方におすすめのベイトリールです!
アブガルシア
レボ ビッグシューターコンパクト
大型ラウンドノブを搭載したハンドルが目立つベイトリールです!
強めのブレーキ設定が出来るブレーキシステムを搭載し、バックラッシュを軽減してあります。
ハンドルの厚みは4ミリもあり、強引なやり取りでも安心です!
レボ ブラックナイン
超高速のギア比9.0を搭載したベイトリールです!
他に見られないハンドルノブは巻き取りに力を入れやすい設計となっています。
全てのパーツを剛性重視としてあるタフなベイトリールとなっています!
クロスフィールド7
コストパフォーマンスが非常に高い低価格帯のベイトリールです!
パーミングしやすいボディーに95ミリのフラットノブを採用してあり、力を入れやすくも使いやすいベイトリールとなっています。
下巻き目安ラインが付いていたり外部ダイヤルでブレーキ調整ができたりと、初心者でも使いやすいモデルとなっています!
まとめ
今回はロックフィッシュで使うベイトリールについて解説してきましたがいかがだったでしょうか?
解説してきた選び方やおすすめモデルを参考にしつつ、使うときの注意点に気を付けることで快適にロックフィッシュゲームを楽しむことが出来るでしょう。
ぜひ強い引きが魅力のロックフィッシュゲームに挑戦してみてください!

リュウジ

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