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バス釣りのクランクベイトを使いこなす!誰もが気になる使い方を徹底解説!

投稿日:2017年2月21日 更新日:





バス釣りをしている誰もが目にしたことがあるルアーがクランクベイトではないでしょうか?
それほどクランクベイトはバス釣りでの歴史があり、釣れるルアーとして認識されています。
今回はそんなクランクベイトについてタックルからアクション等々、使いこなすための方法を徹底解説していきます!



クランクベイトの基本的な使い方

クランクベイトは初心者でも扱いやすいルアーですが、その使い方は多岐に渡ります。
基本をしっかり押さえてバスを狙っていきましょう。
下記にその基本的な使い方を紹介します!

ステディーリトリーブ

ただ巻きとも呼ばれるクランクベイトの使い方です。
一定速度で巻くことでクランクベイト本来のアクションを活かしてバスにアピールします。
そのときの状況に合わせて巻くスピードを調整していくのが釣るためのコツです!

ストップ&ゴー

巻いては止め、止めては巻いてを繰り返す使い方です。
何もしないと浮くクランクベイトの特徴を活かしたアクションです。
バスに上に逃げていく小魚と認識させることができればベスト!
立ち木などがある場所では止めることで根がかり回避にもなります。

ウェイキング

クランクベイトを表層付近でリトリーブして、水面に波紋を残しながら引いてくる使い方です。
特にシャロークランクで使うことが多いアクションで、活性の高いバスを効率よく釣っていくときに適しています!

テーブルターン

ロッドアクションで、その場でクルクルと回転させるようにクランクベイトを使う方法です。
水面に落ちて暴れる虫や、小魚がキラっと光る感じをイメージして使うとよいでしょう。
ラインを少し弛ませてから、ロッドティップで弾くように操作を加えると上手くアクションさせることができますよ!

ボトムノック

クランクベイトでボトムを小突くように使う方法です。
特にリップが長いディープクランクでの使用がおすすめです。
ボトムを小突くことで砂煙を巻き上げたり、リップとボトムの干渉音でバスにアピールします。
ずっとボトムを小突かせ続けるのではなく、たまにボトムに当たるくらいのリトリーブができると釣果アップにつながります!

クランクベイトの基本タックル

クランクベイトのタックルには、アクションを活かす柔軟性と、バスのバイトを弾かないことが求められます。
ロッドやリールは軽さや性能を考えると、価格は1万円以上のものがおすすめです。
下記にクランクベイトを上手く使っていくタックルの目安を解説していますので、参考にしてください!

ロッド

タイプ・・・ベイトロッド
長さ・・・6.6フィートから7.6フィート
硬さ・・・ミディアムクラス
素材・・・低弾性カーボンもしくはグラス

クランクベイトに適しているのはベイトロッドです!
効率よく広範囲をキャストしていくにはベイトロッドが適しています。
パワーはミディアム程度のものが応用範囲が広いです。
長さはできるだけ長いほうが、フッキングしやすかったり、リトリーブコースや深度調整しやすいのでおすすめです。

そして、クランクベイトで一番重要なのはロッドの素材です!
感度と軽さを求めた高弾性カーボンだと、せっかくのバスのバイトを弾きがちとなってしまいます。
せっかくのバスのバイトを弾かないためにも、ロッドの素材は柔軟性のある低弾性カーボンもしくはグラス素材がおすすめです!

リール

ブレーキが良く効くローギアのベイトリール
クランクベイトを使うときには一定速度で巻きやすいローギアのベイトリールがおすすめです!
また、クランクベイトは空気抵抗が大きかったり、飛行姿勢が安定しないものが多いのでブレーキが良く効くものがトラブルが少なく扱いやすいです。

ライン

シャロークランク・・・ナイロン
ディープクランク・・・フロロカーボンかPE

シャロークランクではバスが飛び出してくるようなバイトが多いので、バイトを弾きにくい伸びのあるナイロンラインがおすすめです!
ポンド数は12ポンドから16ポンドがよいでしょう。

ディープクランクではより潜行深度を深くできて、感度のよいラインがおすすめ!
立ち木やロックエリアでは擦れに強いフロロカーボンを使い、オープンウォーターやウィードエリアでは感度重視でPEがおすすめです。
フロロカーボンのポンド数は10ポンドから16ポンド、PEは1号程度が使いやすいです。

クランクベイトの種類

クランクベイトと一口に言っても形状やアクション、カラーがたくさんあります。
それぞれに得意な状況があり、それを意識して使うことで釣果アップにつながります。
下記にそれぞれの特徴を紹介していきます!

形状

クランクベイトにはファットタイプとフラットタイプの2種類があります。
ファットタイプは丸みを帯びていて水押しが強いのが特徴で、バスの側線に強くアピールすることができます。
特にバスの視界が狭いマッディーウォーターや、縄張り意識が強いような場面で有効です。

一方、フラットタイプは扁平な形状をしていて、乱流効果が高いのが特徴です。
ナチュラルな波動でバスにアピールし、低水温期やオープンウォーターでバスがベイトフィッシュを追いかけているような状況で使うとよいでしょう。

潜る深さとアクション

クランクベイトはそれぞれ潜る深さが違います。
大きく分けるとシャロータイプとディープタイプの2つに分けられます。
シャロータイプは浅い場所を狙うのに適していて、2.5メートルくらいまで潜るタイプのことをいいます。
ディープタイプは2.5メートル以上潜るタイプで、深い場所を攻略するのに適しています。

またアクションも2つに分けられ、それぞれウォブルアクション、ロールアクションと呼びます。
ウォブルアクションとは、クランクベイトがテールを左右方向に振るアクションのことをいい、ロールアクションとはボディーを中心にひねる方向のアクションのことをいいます。
実際にはどのクランクベイトもこの2つのアクションがミックスされた状態ですが、よりどちらに特徴が傾いているかを考えて使うとよいです。
使い分け方としては、ウォブルアクションはより濁りが強かったりバスが低活性な状況、ロールアクションはあまり濁っていなかったりバスが高活性な状況で使うとよいでしょう。

カラー

クランクベイトには多くのカラーがあります。
何十種類もある全てのカラーを揃えるのは難しいですよね?
なので、クランクベイトの定番カラーを下記に5つ紹介しておきます!

シャッド

名前のとおり小魚を模したナチュラルカラーです!
使う釣り人側も小魚に似ていると集中して使っていくことができるカラーです。
あまり濁っていないような状況で使うのがおすすめとなります。

チャート

イエローやグリーン、オレンジといった自然界にはあまりないアピールカラー!
大抵の場合、複数のカラーで構成されていて、アクションによる明滅でバスにアピールします。
特に濁った状況において、効果的となるカラーです。

クロー

甲殻類を模したカラーの総称です!
ザリガニやエビが多いエリアで使っていくとよいでしょう。
また、春先に効果的なカラーでもあります。

ゴースト

光を透過してシルエットをぼやけさせるカラーです。
バスへのプレッシャーが高いような状況で、使うのが効果的です!

メッキ

シルバーやゴールドといった光を反射してバスにアピールするカラーです。
しかしながら、時にまわりの環境色を映し込んで溶け込むカモフラージュカラーでもあります。
メッキカラーは晴れているときに使うことをおすすめします!

おすすめのクランクベイト

ダイワ ピーナッツⅡ

ダイワ ルアー ピーナッツII SSR リバースクロー

発売から数回のモデルチェンジはありますが、釣れるクランクベイトとして有名です!
シャローモデルもディープモデルもあるので、潜行深度の使い分けが簡単にできます。
価格的にも安価なため、カラーを揃えることもしやすいクランクベイトです。

ジャッカル アスカ 60SR

JACKALL(ジャッカル) ルアー アスカ60SR HLスポーンゴールドクロー

アクションのピッチが速いシャロータイプのクランクベイトです。
障害物に当たってもバランスを崩しにくく、セレクティブなバスにアピールします。
開発には5年以上かけられたという、使いやすいけれども計算されたクランクベイトです。

エバーグリーン ワイルドハンチ

エバーグリーン(EVERGREEN) ルアー ワイルドハンチ8フッター 81 ブリーディングBRクロー

立ち木やロックエリアなど障害物周りでぜひ使ってもらいたいクランクベイト!
リップの大きさの割に先端側に付いているラインアイが障害物回避能力を上げています。
太いラインでも動きが損なわれにくいほど、ワイドなアクションとなっています。

O.S.P ブリッツMAX DR

O・S・P オーエスピー ブリッツマックス ディープランナー OSP BLITZ MAX DR 【1】 HH-86鮒鱗 18g

最大潜行深度が4メートルを超えるディープクランクです。
ウエイトが18グラムあり飛行姿勢が安定しているので、ロングキャストが可能です!
フロントフックの後ろにあるウエイトはアクションのキレを保ちつつ、水平に近い姿勢を保つ役割を果たしています。

イマカツ 霞 ジャカジャック

IMAKATSU/イマカツ 霞 ジャカジャック #247 シルバーアユ

ハイピッチなフラットサイドタイプのクランクベイトです。
水をフラット面でかき乱すことで、バスに強くアピールしてくれます!
フラットサイドタイプではウエイトがあるほうなので、キャストコントロールもしやすいです。

クランクベイトのおすすめチューニング

ルアーがまっすぐ泳がない時に行うトゥルーチューンというものがありますが、これを逆手にとって行う、「進行方向を曲げるチューン」がクランクベイトではおすすめです!
ラインアイを左に曲げたいときは左に、右に曲げたいときには右に曲げることでその方向にクランクベイトは進むようになります。

例えば自分の左側にあるカバーの下を通したいときには、ラインアイを左に曲げてその下を通すといった感じです。
くれぐれもクランクベイトが壊れないように、ラインアイを曲げるときはゆっくり曲げるようにしてくださいね。

クランクベイトの根がかり回避方法

クランクベイトの根がかり回避方法は2つ。
1つめはリトリーブする手を止めて、クランクベイトを浮かして回避する方法です!
これは誰でもすぐに実践できる方法としておすすめです。
浮かして回避しては障害物ギリギリを通せるように意識してみましょう。

2つめは敢えてリトリーブスピードを上げる方法です。
これはリトリーブスピードを上げて、クランクベイトをより前傾姿勢にさせてアクションを強めることで、障害物とフックが干渉して根がかりしてしまう確率を下げます。
このときにクランクベイトはバランスを崩すのでリアクションバイトを誘うこともできます。
ちょっとコツが要りますが、ぜひ実践してみてください!

普通にやっても釣れないときのワンポイントテクニック

クランクベイトを使っていてどうしても釣れない時ってありますよね?
そんなときに試してもらいたいのが、「スラックリトリーブ」です!
スラックリトリーブとは、ラインの重みを利用して弛みを作り、その弛みを保ったままリトリーブしてくる方法です。
この方法だと、よりクランクベイトのアクションが活かされて複雑になり、バスにアピールしてくれます。
ぜひ釣れないときに試してみてくださいね!

まとめ

クランクベイトは初心者でも比較的簡単にバスが釣れるルアーですが、使い方を深く理解していくことで釣果に差が出てきます。
他の人が釣れない状況でバスを釣れば喜びも大きいです!
今回の記事を参考にして、クランクベイトを徹底的に使いこなしてもらえればと思います!

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リュウジ

リュウジ

ブラックバスとシーバスをメインにルアーフィッシングを楽しんでいます。好きなルアーはトップウォーターとクランクベイト。「釣れた」でなく「釣った」をたくさん積み重ねていけるように意識して釣りをしています。ルアーフィッシング歴20年以上の経験をもとに、釣りがもっと楽しくなる情報を皆さんにお伝えしていきます。

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