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【春のバス釣り攻略】まずはスポーニングを理解すべし!

投稿日:2017年1月31日 更新日:





春を感じ始めたらバス釣りに行きたくなる人も多いのではないでしょうか?

冬から徐々に水温が上がりバスが動き始める時期ではありますが、スポーニングもからむこの時期は狙って釣るのが難しい時期です。

ただ、ぱんぱんに太ったウェイトのあるバスが釣れるというエキサイティングな時期になります。

そんな春のバスフィッシングの特徴と攻略方法について紹介していきます。



スポーニング時期別の春のバス釣りの特徴

スポーニングを意識した釣りが釣果を分ける

春のバスの行動はスポーニングに大きく影響されるため、まずはスポーニングについて正しく理解することが釣果を高める第一歩です。
ここでは、春のバスの行動をプリスポーニング・スポーニング・アフタースポーニングの3つに分けて釣り方を解説していきます。

水温が16℃を超えるとプリスポーンのフィーディングが始まる

ブラックバスは変温動物であり、水温の変化には非常に敏感に影響を受けています。そんなバスが最も快適に行動する水温は18℃〜22℃前後となっており、人間にとっても快適な温度と大きな差はありません。

冬の間は水温が安定するボトム付近などでじっとしているバスが動き出すのは、安定的に水温が16℃を超え始めた早春です。
ただ、16℃を超えるまでは全く動かないかと言えばそういう事はなく、水温が上昇し始めてきた3月上旬から日によっては行動を始めています。

水温が安定して16℃を超え始めると、産卵に備えてえさを積極的に追い始めてシャローエリアにバスが上がってきます。ただし、冬の間の体力の消耗しているの状態で水温も十分に上がりきっていないのため、ベイトを追うスピードも十分ではありません。そのためルアーのアクションは比較的遅めを意識すると効果的です。

スポーニングに入る時期はバスの個体ごとに差があり、一般的に大型の個体は早めにスポーニングを始めます。フィールドによっては一部遅れてスポーニングに入る大型の個体もいると言われています。

この時期は寒暖の差がまだまだ激しく、バスが釣れるときと釣れないときの差が激しい時期でもあります。
フィールドが春パターンに入っているのか?まだまだ冬の状態のままなのか?といったことを見極めることがポイントになります。

ミッドスポーンは威嚇のバイトがある

水温が更に上がる4月〜5月ごろになると本格的にスポーニングが始まります。
産卵場所においては、バスは餌を食べるという意味でバイトしせず、産卵場所に入り込んだ敵から卵や稚魚を守るために威嚇の意味で口を使います。
これを利用してバスを釣る場合はワームではなく、クランクやビッグベイトをつかってそのシルエットやボトムノックによって威嚇すりことが効果的です。ただし、釣られたバスがパニック状態となり自分の産卵場所に戻れずに産卵を放棄してしまう可能性があるため、フィールドを守ってバスフィッシングを長く楽しむためという観点では良くないという意見もあります。

ミッドスポーン時のバスの動きについてより詳しく見ていきましょう。

1.オスがシャローエリアに産卵場所を準備

まずはオスがシャローエリア(水深1.5m以下)に産卵場所(ネスト)を準備します。
ハードボトムを産卵場所に選ぶ事が多く、オスは砂利や石のエリアに上がって尾びれを使ってボトムの砂やゴミを掃除して産卵場所を確保します。
フィールドによっては、大きな岩盤エリアやウィードの切れ目などに産卵することもあります。よく行くフィールドのスポーニングエリアを把握しておくことも春のバスフィッシングのひとつのポイントとなります。

このときメスはオスがいるエリアよりも一段下がった水深2〜2.5mの場所にいることが多く、産卵場所の準備が終わるのを待っています。
スポーニングエリアのシャローに隣接するブレイクには良型のメスバスがいる可能性があります。

2.メスがシャローに上がって産卵開始

オスがスポーニングエリアに上がり産卵が始まります。メスとオスがシャローエリアで2匹寄り添っている場合産卵を行っている可能性が非常に高いです。

産卵後メスは深場に避難しオスが卵を守る

産卵で大きく体力を消耗したメスバスは産卵後は再び深いエリアに下がって行きます。このときのメスは非常にやせ細っており、餌を追い回す元気もないため回復し初めでなければ釣ることは難しいです。
残ったオスは生んだ卵を守ります。このとき外的からの攻撃があれば威嚇して口を使うため、先ほど伝えましたようにクランクベイトやビッグベイトなどに反応することがあります。

アフタースポーニングはオスもブレイク周辺に下がる

水温などの状況にもよりますが、だいたい2〜3週間でバスの卵が孵化します。しばらくの間はオスバスが稚魚に寄り添って見守っていますが、やがて稚魚は親のもとを離れて集団になって回遊し始めます。
子育てを終えたオスもメスバスと同様に一段深いエリアに移動します。このようにしてスポーニングエリアが空くと、次に中型のバスが入ってきて同じようにスポーニングを始めるというサイクルが一般的です。

春におすすめのルアー

春は中層を遅めに狙うのがセオリー

先ほどもお伝えしたように、春(特に早春)はバスのスピードが上がりきっていないためゆっくりとしたアクションが効果的です。とは言ってもベイトフィッシュを追い始めている状況では、ベイトを意識したハードプラグがおすすめです。また、このような巻物系ルアーの場合シャローからのブレイクラインを通過させて広くサーチする事ができるので、釣りの効率を考えても効果的です。

サスペンドミノー

サスペンドミノーで基本は中層を漂わせ、ジャーク・ジャーク、トゥイッチ、ストップ&ゴーを織り交ぜることで反応がいいレンジとアクション、スピードを探って行くのが効果的です。

バイブレーション

バイブレーションは冬のパターンでも使われることがありますが、春も試しておきたいルアーのひとつです。
冬は主にメタルバイブをボトムエリアでリフト&フォールしてリアクションバイトを狙うのがセオリーですが、春は中層を引いて来てフィーディングを意識したバスを狙うのが効果的です。

シャロークランク

中層を狙うプラグとしてもうひとつ代表的なものがシャロークランクです。クランクも例外なくゆっくり目に引きながらちょうどいいレンジとスピードを調整して行くことが重要です。

春は難しい季節だが大型が狙える面白い季節

このように、春はスポーニングによってばすの居場所やコンディションがめまぐるしく変わる中で、寒暖差も影響してよりいっそうパターンを見つけるのが難しい季節です。
ただ、プリスポーニングの良型のバスが狙える一年の中で最もエキサイティングなシーズンです。冬の間になかなか釣れなかった人もわくわくする季節でもあります。

それぞれのフィールドの状況を正しく理解して春のバス釣りを攻略してみてください。

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