東京23区でエリアトラウトが楽しめるのがとしまえんフィッシングエリアです。冬の間はとしまえんのプールが管理釣り場となり、初心者、ファミリーから中級者以上のアングラーが幅広く訪れるスポットです。
豊島園駅から3分というアクセスの良さに加えて、「練馬サーモン」と呼ばれる赤身の大型のトラウトが釣れることから人気を集めています。
そんなとしまえんフィッシングエリアの基本情報から攻略方を徹底的に紹介していきます。初めて行く人にとっても、すでに何度か足を運んでいる人にとっても少しでも釣果につながるように情報をお届けします。
Contents
営業概要
営業時間
ウェブサイトに記載されいている情報の引用になりますが、下記の通り9月から5月が営業期間となり、毎日7:00-19:00(土曜日はナイター営業)です。年間を通すとほぼプールの期間以外は管理釣り場として営業しています。
料金
料金は下記の通りです。
レギュレーション
ほとんど一般的なレギュレーションになっています。ダブルフック、トリプルフックは使用が禁止されているので注意が必要です。
詳しいレギュレーションは下記から確認してください。
http://www.t-fishingarea.com/regulation/
また、ネットは無料レンタルがありますので持参しなくても問題ありません。
魚種
8種類の魚が放流されていますが、なんといっても魅力的なのが練馬サーモンです。
練馬サーモンはニジマスの3倍体という通常のニジマスよりも大きくなるように養殖された赤身の魚で、最高記録は83cmという大型のためゲームフィッシングの対象魚としては魅力的な魚にです。見た目やファイトはドナルドソンに似ています。
エリア情報
アマゾンエリア・ナイアガラエリア・ミシガンエリアの大きく3つのエリアに分かれています。
オフィシャルサイトに載っていない部分も含め、それぞれのエリアについて詳しく解説していきます。
アマゾンエリアはロングキャストが難しい
アマゾンエリアは流れるプールのエリアのため、幅が狭くなっています。立ち位置は片方に制限されているため対岸から投げる人こそいませんが、どうしてもトレースの距離が限られます。そのため、キャスティグのスキルが他のエリアに比べて求められます。
流れる方向に沿って斜めに投げるのがローカルルールなので、混雑時は特に注意が必要です。魚影は他のエリアに比べても変わりはなく、しっかりとレンジキープができれば釣る事ができます。
初心者かた数釣りまで幅広いナイアガラエリア
練馬サーモンが狙える本格的なミシガンエリア
ミシガンエリアは練馬サーモンが多く放流されているエリアです。ここは波のプールのエリアになるので足下は非常に浅くなっており、長靴を履いて20cmほど水に浸かって釣りをしなければトラウトがいるゾーンにルアーが届かないだけでなく、つり上げた際にランディングができません。
このエリアで釣りをする場合は長靴持参が必須となります。
1,2人分だけは端の足場から長靴を履かずに釣りが可能で、非常に人気が高いので朝早めに並ばないと確保は難しい状況です。
クラブハウス
クラブハウスでは、ルアーを始めとするタックルの販売がされているため釣行前に買い足すことも可能です。
また、クラブハウスにはお湯とドリップコーヒー完備で食事やコーヒー休憩をすることができます。
練馬サーモン攻略法
としまえんフィッシングエリアに来たからにはやはりなんといっても練馬サーモンを捕獲したいものです。
練馬サーモンはドナルドソンに似て体高もあり、非常に力強いファイトをする魚になり、かなりエキサイティングな釣りが楽しめます。
遠投するスキルが必須
練馬サーモンは主にミシガンエリアに多く放流されています。(他のエリアにも放流されていますが、個体数は多くないため狙って釣る事が難しい)
エリア概要でも記載したように、このエリアは足下が浅く実際に練馬サーモンがいるエリアまで距離があります。まずは魚がいる場所までルアーを届かせる必要があるので、遠投が必要になっていきます。
狙うエリアとしてはできるだけプールの奥になります。
プール奥に噴水が設置されており、その周辺を通す必要があるのでできるだけ噴水の奥にルアーをフォールさせておきたいところです。
使用ルアーは4g〜5g前後
遠投が必要になるため、まずウェイトがあるスプーンを使うことがおすすめです。
取材時はシマノのスリムスイマー4.4gをしようしました。このルアーはウェイトがある割にはボディがコンパクトでキャスティング時の風の抵抗を受けにくいのと、レンジキープが比較的に簡単ということが利点のため使用しています。
数釣れる釣りではないので、カラーを調整しながらバイトをとっていくというよりは同じレンジで数回同じカラーを通したらレンジを替え、カラーを変えて一発を待つという方法が効果的です。レギュラーサイズのニジマスがかかったとしてもそれを成果とはせずに練馬サーモンのアタリを待つ方が釣れる可能性は高まります。
取材時には、朝8時ごろに釣りを開始しオレンジ×金→ゴールド→からし→シルバー→ダークグリーンにローテーションした際にヒットしました。レンジキープの精度を高めるために使用ルアーは全てカラーに対してシマノのスリムスイマー4.4gにそろえました。
下記が取材時に釣った練馬サーモンになります。
遠投とファイトを考えてロッドはULの6ftがおすすめ
上記の通り、まずはウェイトのあるスプーンの遠投が必要になるため5ftでは最適とは言えません。また、練馬サーモンは60cmを超える個体のためXULではなく固さと魚をしっかりと寄せられるパワーのあるロッドがおすすめです。
ラインはPE1号がおすすめ
ラインはあまり細いものでは練馬サーモンが走ったときに切られてしまいます。また、ドラグが出て行った際にどうしても糸がよれてしまうので、そういった意味でのライントラブルを回避するためにもPEラインがおすすめです。
レンジは比較的低め
ミシガンエリアはそこまで深くないため(1.5m程度)レンジを細かく刻む必要はありませんが、その中でも練馬サーモンは中層から下にいることが多くなっています。
ウェイトのあるスプーンを使用している場合はカウントを速めにとって、レンジを細かく刻めるようにしておくことがポイントです。
また、手前までルアーを引いてきたら魚がいないエリアをルアーが通っているため早めにルアーを回収しましょう。
練馬サーモンは数多く釣れる魚とは言えませんが、当たりは重くしっかりと出るためフッキングは比較的簡単です。
あとは、レンジキープとカラーローテーションをしっかりと行い、少しでも活性の高い魚の前にルアーを通して当たりを待ちましょう。
取材時も回りでもバンバン釣れているわけではいない状況でした。
ナイアガラエリアで数釣り攻略
練馬サーモンを狙うミシガンエリアとは異なり、ナイアガラエリアでは数釣りが楽しめます。
朝一は活性が高いため、オレンジ×金などのアピールが強いカラーで比較的釣る事ができます。ただ、10時ごろから活性が徐々に下がってくることが多くあります。
その際に、ダーク系のカラーにトーンダウンしていって探ってみてください。
カラーチェンジして数投は反応がよく、その後辺りが小さくなったりなくなったりしますが、その際はいったんレンジ調整をしつつ変わりがなければすぐにカラーチェンジするといいでしょう。
基本的には一般的なルアーローテーションにはなりますが、当たりが長続きしないことが多いため多くのパターンをローテーションすることが釣果につながります。
岸際よりも中央の噴水付近にキャストする方が釣果は上がります。
初心者から中級者以上まで楽しめるとしまえんでスキルアップ
としまえんフィッシングエリアは、家族連れや初心者の方から本格的なエリアトラウトを楽しみたい方まで幅広く楽しめる奥が深いエリアになっています。
是非足を運んで見てはいかがでしょうか。

Fishing Fun編集部

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